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【Mr.Children】アルバム「miss you」の感想&レビュー!

mr.children miss you 感想 レビュー

2023年10月4日、Mr.Childrenがアルバム「miss you」を発売しました。

21枚目のオリジナルアルバムで、前作「SOUNDTRACKS」から2年10ヶ月振りとなります。

ひととおり聴いてみての感想を書いていきます。

 

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収録曲

  1. I MISS YOU
  2. Fifty's map ~おとなの地図
  3. 青いリンゴ
  4. Are you sleeping well without me?
  5. LOST
  6. アート=神の見えざる手
  7. 雨の日のパレード
  8. Party is over
  9. We have no time
  10. ケモノミチ
  11. 黄昏と積み木
  12. deja-vu
  13. おはよう

 

全体的な印象

幸せは足元にある

ひととおり歌詞カードを見ながら聴き終えて、全体的にネガティブな言葉が多いけど、その中から希望や幸せを見出そうとしている雰囲気を感じました。

その希望や幸せっていうのも、世界平和とか愛とかそんな大げさなものじゃなくて、「miss you」というタイトルのとおり身近な「あなた」あるいは「あなた達」との生活の中にある、小さなものを取り上げています。

コロナ禍で作られた曲がほとんどだと思うので、当たり前が当たり前じゃなくなったことの影響を受けているのかなと思いました。

 

アコースティックギターの音が強い

2作前の「重力と呼吸」(2018年)から完全セルフプロデュースのアルバムが続いており、それまでのキーボードやシンセサイザーを多用した演奏ではなく、Mr.Childrenメンバーのバンドサウンドが強く出た曲が増えています。

「重力と呼吸」では歪んだギター、前作「SOUNDTRACKS」(2020年)では手数の少ないシンプルなバンドに豪華なストリングスを加えた演奏が印象的でした。

本作「miss you」も完全セルフプロデュースであり、バンドサウンドの強さはよく出ていますが、「重力と呼吸」ほど重厚感はなく、「SOUNDTRACKS」ほど抜いてなく、それぞれの良いところ取りをしているように思います。

その良い塩梅を引き出しているのが、アコースティックギターの音の強さかもしれません。

アルペジオ、ソロプレイ、ストローク、いろんなパターンで登場し、桜井さんが弾き語りで歌っている姿が目に浮かびます。

参考【Mr.Children】2020年12月2日発売!20thアルバム「SOUNDTRACKS」を聞いた感想!本音は・・・

2020年12月2日、Mr.Childrenが20枚目となるオリジナルアルバム「SOUNDTRACKS」を発売しました。 リンク   前作「重力と呼吸」の発売日が2018年10月3日なので2 ...

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歌唱力に磨きがかかっている

声の伸び、ビブラートのかかり方が前作以上にパワーアップしています。

これまでは「この音程での声の伸び好きだな」と思うところがあったのですが、本作を聴いているとどの音程でも無理している感なく、心地良く聴くことができ、表現力も格段に上がっているように思います。

桜井さんの飽くなき向上心の賜物でしょう。

 

短めの曲が多い

本作で最も時間が長い曲は「おはよう」で、4分52秒となっています。

5分を超える曲がないのはかなり珍しいのではないかと思い調べてみると、やっぱりそのとおりでした。これまでのオリジナルアルバムはどれも5分以上の曲が収録されています。

そして、アルバム全体の時間は全13曲で51分53秒となっており、同じぐらいの曲数が収録された過去のアルバムと比較してもかなり短いです。

  • Q:63分52秒(13曲)
  • I LOVE U:63分58秒(13曲)
  • Atomic Heart:54分11秒(12曲)
  • BOLERO:56分49秒(12曲)
  • シフクノオト:60分34秒(12曲)
  • SENSE:62分56秒(12曲)
  • Kind of:52分17秒(11曲)
  • ブラオレ:59分0秒(11曲)
  • DISCOVERY:63分31秒(11曲)

これは決して手を抜いているというわけではありません。

2017年に桜井さんが「Lucky Raccoon(Vol.45)」で語っていました。

今「innocent world」出したって絶対売れない。

あの時代だったから売れただけ。

その理由として以下を挙げています。

  • 当時は、みんなが音楽が好きだという前提で作っているからイントロが長い。
  • Bメロくらいで飽きられて飛ばされ、サビまでたどり着かない。

スマホで簡単に音楽を聴けるようになった影響かもしれませんが、桜井さんにこのような意識があって短めの曲が多いのかもしれません。

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各曲の印象

1.I MISS YOU

雰囲気が近い曲

Another Mind

ジェラシー

SUNRISE

いきなりネガティブ要素を含んだ曲です。

特にラストの歌詞には少し驚かされました。

何が悲しくって

こんなん繰り返してる?

誰に聞いて欲しくて

こんな歌 歌ってる?

それが僕らしくて

殺したいくらい嫌いです

YouTubeで少しだけサビを聴いた時には、こんなネガティブな曲だとは思わず期待もあまりしていなかったのですが、フルで聴いてみると結構好きです。

2番終わりに入ってくる田原さんのギターが、「LOVEはじめました」のリフみたいでかっこ良いです。

 

2.Fifty’s map ~おとなの地図

雰囲気が近い曲

NOT FOUND

ロックンロール

Happy Song

尾崎豊の「十七歳の地図(SEVENTEEN'S MAP)」のオマージュ曲のような存在とのことです。

尾崎の曲はそこまで詳しくないですが、三連符でノリの良いリズムであったり、一部の歌詞からは「15の夜」「卒業」「路上のルール」「シェリー」を彷彿させます。

大事なのは過去でも未来でもなく、『今』であるということを再認識させてくれました。

また、MVがとても良いので、是非「くるみ」のMVを見たうえで一度視聴してみることをオススメします。

 

3.青いリンゴ

雰囲気が近い曲

靴ひも

ほころび

turn over?

アコギのソロ・リフから始まるところが印象的で新しさを感じますが、全体を通して軽いタッチの演奏で仕上がっています。

2番では、名曲「HERO」(2004年)と似たようなニュアンスの歌詞が出てきて、当時と変わらぬ身近な人に対する愛を感じます。

ナイフを持った奴が暴れ出したら

僕ならどんな行動を取るか

なんて考えてみるんだ

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4.Are you sleeping well without me?

雰囲気が近い曲

マーマレード・キッス

Surrender

Jewelry

ピアノを中心とした暗い失恋の曲です。

冒頭の歌詞に登場する「エチュード」って何だろう?と思って調べてみると、ピアノの練習曲のことなんですね。

ネットには、ショパンの曲が有名と書かれていて、もしかしてライブの時のアレはここから来ているのかな?と思いました。

 

5.LOST

雰囲気が近い曲

風~The wind knows how I feel

ジェラシー

addiction

全体の歌詞やAメロ・Bメロのメロディーの暗さに反して、サビのメロディーには爽やかさがあり違和感を感じますが、そこがまたこの曲のいいところではないかと思います。

「Fifty's map」「青いリンゴ」の歌詞にはコーヒーが登場しましたが、この曲にはビールが出てきます。このあたりに日常感を感じます。

仕事終わりに飲むビールと

年老いた2匹の犬が

僕の帰りを待っている

それだけで良い

それだけで良い

 

6.アート=神の見えざる手

雰囲気が近い曲

友とコーヒーと嘘と胃袋

LOVEはじめました

ROLLIN' ROLLING ~一見は百聞に如かず

定期的にアルバムに収録される、毒舌ヒップホップ調でキレッキレの曲です。

X(旧Twitter)では驚きの声がたくさんあがっていました。

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7.雨の日のパレード

雰囲気が近い曲

蜃気楼

潜水

It’s a wonderful world

前曲からガラリと雰囲気が変わって、日常感溢れるゆったりとしたバラード曲になります。

最後のサビで転調するのがいいですね。

 

8.Party is over

雰囲気が近い曲

独り言

僕らの音

水上バス

アコギ2本で構成される弾き語り調の失恋ソングです。

「バーボンソーダ」「Party is over」「多分そうだ」「キャリーオーバー」と韻踏みがさく裂します。

失恋のショックから立ち直って前に進んで行こうとしますが、最後は「でもParty is over」と切ない終わり方をしています。

 

9.We have no time

雰囲気が近い曲

Dance Dance Dance

十二月のセントラルパークブルース

addiction

アコギによるロック調のリフから始まり、独特のテンポで少し攻撃的に歌い始めますが、サビでは一転4つ打ちでノリが良いメロディーへと転調します。

山本拓夫さんのサックスがいい味出してます。

 

10.ケモノミチ

雰囲気が近い曲

Another Mind

斜陽

アコギとストリングス主体で重々しい雰囲気をまとった曲です。

「Fifty's map」と同様に三連符のリズムの中に言葉を詰め込んでおり、1枚のアルバムに複数このような曲が入るのは珍しい気がします。

また、「マヌケ」という言葉が2回も出てくるので、未だ音源化されていない「お伽話」を連想した方も多いと思います。

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11.黄昏と積み木

雰囲気が近い曲

花言葉

遠くへと

秋がくれた切符

「金曜日」「仕事」「LINE」、これらの単語だけで一気に現実・日常へと引き戻されます。

そういえば積み木って、桜井さんが「積み重ねていく感じが好きで子供の名前に付けたい」ってラジオかなんかで言っていた記憶があります。

小さな願いを

一緒に積み上げよう

背伸びしなくても明日を

見渡せる高さまで

一つずつ 丁寧に

 

12.deja-vu

雰囲気が近い曲

やわらかい風

イミテーションの木

優しい歌い方と身近な人を思う歌詞、管楽器の使い方から、アルバム「HOME」(2007年)に収録されている曲のような雰囲気を持っています。

「HOME」から16年経ち、セルフプロデュースでもこのような曲を作れるようになったのかと、少し感慨深い気持ちになりました。

 

13.おはよう

雰囲気が近い曲

いつでも微笑みを

あんまり覚えてないや

皮膚呼吸

個人的に最も気に入った曲で、弾き語りにぴったりです。

2番の歌詞なんて、これまでで最も家庭的な歌詞ではないでしょうか。

これからの晩酌は缶ビールとチーズに決まりです。

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