資産運用や投資に興味を持つと、世の中の色々な投資法や金融商品に出会います。
その中でオフショア投資の営業トークを聞く機会があったので、どんなものだったのか紹介します。
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オフショア投資とは?
オフショア投資というのは、いわゆるタックス・ヘイブンと呼ばれる地域の証券会社や保険会社を通じて金融商品(投資信託やETF)を購入あるいは積み立てて資産運用を行うことです。
僕はこの話を聞くまでタックス・ヘイブンとは何か知らなかったので調べてみました。
タックス・ヘイブンとは?
- 英語で書くと「Tax Haven」です。(Tax=税、Haven=避難所)
- 英訳するととても分かりやすくなりましたが、「税率が著しく低い、あるいは完全免除となる地域」のことを指します。
- 代表的な場所としては、スイス、シンガポール、香港、バハマ、ケイマン諸島、バージン諸島、ルクセンブルク、ジャージー島などがあります。
自国ではない遠く離れた税金が安い場所を活用して資産運用(投資)をする、ということで「オフショア投資」と言われているようです。
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営業内容
営業トークはZOOMによるものだったので、ところどころ画面の説明資料をスクショしながら聞きました。
1.株はすごい!
下のチャートを見てください。
STOCKS:全世界株式
BONDS:債券
BILLS:米国債
GOLD:金
DOLLAR:現金(ドル)
株式が圧倒的に強いです。
全世界なので年利6.7%となっていますが、これが全米だと年利8%になります。
上のチャートにはコロナショックは入っていませんが、過去にあった暴落でも長い目で見てみるとそれほど大したことがないことが分かります。
暴落というのは、その時はこの世の終わりぐらいにパニックになります。
しかし、株価が大きく下がると世界中で金融緩和政策が取られ、株価はまた戻ります。
株価がこのように上がり続けているのには理由があります。
それは、世界人口はどんどん増えていくと予想されているからです。
人が増えれば、売り上げも上がり、株価も上がります。
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2.これからの投資先は?
株価の上昇には人口増加が重要です。
だから、人口が減少している日本企業に投資するというのはちょっと違うかなと思っています。
米国は今も投資先としては大人気ですが、移民を受け入れていることもあって、まだまだこれからも人口は増えることが予想されるので、成長は続くと思います。
でも、それ以上に面白い国があると思っています。
これから最も伸びるであろう国の1つは、インドです。
株価は、GDPが1万ドルに到達するまではグングン伸びると言われています。
日本はもう1万ドルを超えているし、中国はもう手の届くところまできていて伸びしろが少ない、インドに関してはまだまだこれからという水準です。
これからは米国とインド、この2国を中心に投資すべきだと考えています。
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3.投資する上での注意点は?
さて、インドに投資するには、投資信託やETFがオススメです。
ですが、日本の証券会社で買えるインド関係のファンドの手数料がとても高いです。
手数料は投資においてかなり重要です。
日本の証券会社で買えるファンドも、元をたどると外国の投資会社が販売しているファンドになります。
なので、日本の証券会社でファンドを買うと「日本の投資会社」「日本の証券会社」「税金」といった具合に利益がどんどん削られていきます。
手数料2%、信託報酬3%なんて取られてしまうので、日本の証券会社で買うのは本当にあほらしいです。
手数料2%、信託報酬3%!?
どんなぼったくり商品と比較しようとしてるんだ?
ここで一言
このあたりで信用できなくなりました。
運用成績を見てみると、重要性がよく分かります。
モルガンスタンレーで直接買えば224.6%の運用成績なのに、日本で三菱UFJから買うだけで195.13%、為替ヘッジありだと半分ぐらいの117.93%まで低下してしまいます。
なので、ファンドを買うならできるだけ手数料が安いところを利用するべきなのです。
注意
話が終わった後にこの商品を調べてみましたが、管理費(含む信託報酬)が1.98%もかかるやつでした。
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4.どこで買えばいい?
*ここからはスクショ画像がありません。
私は、インベスターズトラスト(ITA)というところ利用しています。
一般的なインデックス商品から米国のIT企業を集めたような商品など、とても幅広く取り扱っています。
もちろんインド関係もあります。
ポイント
商品一覧の画面を見せてもらいましたが、日本の証券会社で投資信託を検索したときのように本当にたくさんの商品があります。
ただし、全て英語で書かれています。
積み立てなら「エボリューション」と「S&P500」という商品が人気です。
エボリューションは毎月100ドルから、S&P500は毎月200ドルからになります。
投資期間を選んでもらって期間内での解約は大きく損しますが、期間終了まで積み立てると、15年の場合で年利4%保証です。
S&P500という商品は、名前はS&P500といいながら実は債券を買っています。
S&P500指数が4%より上振れした場合は、そちらの利回りで返ってきます。
え?何?
結局何に投資してんの?
インベスターズトラストですが、日本に住んでいる個人が好き勝手に口座開設することはできません。
私に言っていただけたら口座開設の手続きをすることができるので、希望されるのであれば申込用紙をまたメールします。
申込用紙に「こんな商品に毎月いくら積み立てたい」とざっくり書いていただいたら、私が商品を選ぶこともできます。
積み立てはクレジットカードで引き落とされるので、申し込み後は放置でOKです。
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5.質問タイム
手数料や税金はいくら?
満期を迎えて利確したとき、税金や手数料は全く引かれないのですか?
運用益は確定申告で雑所得として計上して、その所得分の税金は引かれます。
つみたてNISAよりお得なのか?
つみたてNISAをしていますが、どう思いますか?
正直、すごく微妙な制度ですよね。
結局ファンドの手数料がかかりますからね。
利益に税金がかからない方がお得な気がするけど。。。
手数料はそんなに安いのか?
国内の投資信託でも手数料が0.1%程度のもの、米国ETFだと0.1%を切るようなものがありますが、それらと比較しても大きな差が出るぐらい安いのですか?
分配金や配当金で税金を引かれますからね。
オフショア投資でも利確時は税金取られるんでしょ。。。
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結論
僕は、オフショア投資には手を出しません。
その理由は以下です。
- 何に投資しているのかよく分からない。
- 口座開設やファンド選定にわざわざ人を挟む必要がある。
- 何年か経って住所が変わったり、投資先を変更したい時にもその人にお願いする必要がある。
- よって、その人と長く付き合わないといけないのが面倒。
- そもそも日本の投資信託でも良いファンドはたくさんある。
もしも似たような話が来たときは、しっかり話を聞いて投資・資産運用はご自身の判断でやっていきましょう。
僕は、SBI証券や楽天証券といったネット証券口座で積み立てるのがベストだろうと思っています。
証券口座の開設は、ハピタス経由がお得です。