「VIG」という米国ETF(上場投資信託)があります。
個人的には、VIGは最強ETFなのではないかと思っておりますので、その魅力と購入方法を紹介します。

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目次
VIGの紹介
概要
VIGとは・・・
VIGは、アメリカのバンガード社が管理・運営する米国増配株式ETFです。
ベンチマーク、つまり何の株価や指数に連動したETFなのかというのは、バンガード社のホームぺージに以下のように書かれています。
ポイント
10年以上連続して増配の実績を持つ米国普通株(NASDAQ US ディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス)に連動したパフォーマンスを目指す。
つまり、VIGは10年以上増配を続けている企業の寄せ集め商品だということです。
米国には、米国高配当株の寄せ集めであるSPYD、VYM、HDVなどといった人気ETFがありますが、VIGはただの高配当を目指したものではなく、増配に焦点を置いている点が特徴であり、そこに魅力があると考えています。
経費
ETFは、個別株と違って自分で企業分析や調査をする必要がない代わりに、ETFを運営しているファンド(VIGの場合はバンガード社)に対して経費を支払う必要があります。
その経費ですが、VIGは年率0.060%と非常に安いです。
株価・配当金
直近(2021年2月)の1株あたりの価格は、140ドル前後となっています。
メモ
米国株・ETFは、1株単位で購入することができます。
配当金の分配は、四半期に1度(3月、6月、9月、12月)あり、2020年は1株あたり約2.3ドルでした。
よって、直近の配当利回りは、2%を切る1.6~1.7%程度といった水準です。
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構成銘柄
2021年1月時点での主な構成銘柄を紹介します。(カッコ内の%は構成比率です。)
- マイクロソフト(4.7%)
- ウォルマート(4.2%)
- ジョンソン&ジョンソン(3.9%)
- P&G(3.6%)
- ウォルトディズニー(3.4%)
- VISA(3.3%)
- オラクル(2.2%)
- ペプシ(2.1%)
- ナイキ(1.9%)
- コストコ(1.8%)
- マクドナルド(1.7%)
上位11社というわけではなく日本でも馴染みのある会社を挙げてみました。
これら以外にも全212社がVIGに組み込まれています。
セクター構成比率
セクター構成比率は以下のとおりです。
- 消費サービス(22.8%)
- 資本財(20.1%)
- ヘルスケア(15.4%)
- テクノロジー(13.0%)
- 生活必需品(9.5%)
- 金融(8.0%)
- 公益(5.4%)
- 電気通信(3.0%)
- 素材(2.8%)
ほどよく分散が効いています。
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VIGの魅力について
その1.増配銘柄で構成されている
繰り返しになりますが、VIGは「10年以上増配を続けている企業」の寄せ集めです。
それがなぜ魅力的だと考えたのかを順を追って説明します。
1.株価は何に連動して動くのか?
そもそも株価は何に連動して動いているのかを考えてみます。
答えは色々考えられるかもしれませんが、1番大きな要因は「企業が得た利益」ではないでしょうか。
企業が利益を増やし続ければ株価はどんどん上がっていきますし、利益が減れば株価もどんどん下がります。
2.配当金はどこから出てきている?
次に、株主が得られる配当金がどこから出てきているのかを考えてみますが、それは答えは1つです。
投資先の企業が利益の一部を配当金として、株主に還元してくれているわけです。
3.なぜ配当金が増える(増配できる)のか?
企業が株主へ分配する配当金を増やすことができるのはなぜでしょうか。
それは企業の利益が増えているからではないでしょうか。
利益が少なくなっている企業においては、株主還元なんて考えている場合ではなく、配当金を減らしたり、場合によってはゼロにせざるを得ないこともあります。
VIGには、そのような企業は組み込まれていません。
結論.優良企業集団
ポイント
連続増配≒連続増益
⇒株価の上昇が見込める!
全銘柄調べたわけではないので、上の式が正しいかどうかは分かりませんが、連続増配できるということは、利益も増やし続けていることができる優良企業が集まっているのではないかと考えます。
利益が増え続けると基本的に株価は上がります。

その2.ポートフォリオの自動組み換え
VIGは、バンガード社が管理しているETFです。
構成銘柄の中に、約束の「10年以上連続増配」が達成できない企業が出てきた場合、その企業はVIGから除外されることになります。
逆に、新たに「10年以上連続増配」を達成した企業が登場した場合、その企業は新たにVIGに組み込まれることでしょう。
ダメな企業は切り捨て、新星が誕生すれば組み込むというポートフォリオの組み換えを年率0.060%の経費でバンガード社がやってくれるわけですから、かなりお得でありラクちんです。
あの世界的有名企業が・・・
2020年5月時点で9年連続増配となっている世界的有名企業があります。
世界中でヒットしているiPhoneやiPad、Apple Watchなどを開発・販売しているアップルです。
近々VIGには、アップルが組み込まれるのではないかと巷では噂になっています。

その3.配当金の推移
VIGを所有していれば、四半期に1度配当金をもらうことができます。
これまでの配当金の推移をグラフにすると以下のようになります。
多少の増減はありますが、傾向としては右肩上がりになっています。

VIGの魅力 <まとめ>
ポイント
- 優良企業集団(連続増配≒連続増益)のため、株価の上昇が期待できる!
- ポートフォリオの自動組み換えにより、常に優良企業だけで構成される!
- 配当金が右肩上がり!

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VIGの購入方法
ここまでは、VIGの魅力について書いてきましたが、米国ETFを買ったことがない人にとっては、購入することに対して少しハードルが高く感じるかもしれません。
僕も初めて買う時はそうだったのですが、米国?ETF?ドル?など、日本の株や投資信託を買うのとはちょっと勝手が違うのではないかと考えていました。
でも、何も心配いりません。
証券会社を開設していて、VIGを買えるだけのお金があれば誰でも手に入れることができます。
英語を読んだり書いたりする力もドルへの両替も要りません。(為替の損益を考慮したい人は両替してください。)
以下は、楽天証券で日本円で買う方法について説明します。
楽天証券でのVIG購入手順(円貨決済)
1.楽天証券で「VIG」を検索
- 楽天証券のサイトにログインします。
- 上の方に検索窓があるので、そこに「VIG」と入力します。
- 候補がいくつか出るので、「(米国株式)バンガード・米国増配株式ETF(VIG)」をクリックします。
2.VIG「買い」をクリック
- VIGの株価等の情報が出てきます。
- 「注文・登録」のところにある「買い」をクリックします。
3.購入内容入力
- 日本円で購入する場合、事前に楽天証券に購入に必要な代金以上の入金が必要です。
- 足りない場合は、「入金」というオレンジ色のボタンのところから入金します。
- 上画像の赤枠部分は入力が必要です。
- 数量:購入したい株数を入力
- 価格:購入したい価格があれば「指値:〇USドル〇〇セント」、こだわりがなければ「成行」
- 執行条件:指値であれば日付を設定、成行であれば自動的に「本日中」
- 決済方法:日本円で買う場合は「円貨決済」、米ドルを持っており米ドルで買うのであれば「外貨決済」
- 口座:基本的には「特定」
- 上記入力ができたら、「確認」をクリックします。
4.内容確認と暗証番号入力
- 入力した内容を確認します。
- 問題なければ取引暗証番号を入力し、「注文」をクリックします。
5.VIG購入完了
- 問題なく注文ができれば、「買い注文を受け付けました。」と表示されます。
- これで完了です。
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その他の証券会社について
今回は楽天証券での画面で購入方法を紹介しましたが、基本的には他の証券会社でも同じ方法で購入できると思います。
いずれにしても、まずは成行で円貨決済での購入から始めて、慣れてきたら指値注文や外貨決済を試してみれば良いのではないかと思います。
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最後に
VIGは、株価の上昇と配当金の上昇をダブルで狙えるとても素晴らしいETFだと思います。
米国株・ETFの投資先の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。
*あくまで個人的見解であり、投資については自己責任でお願いいたします。
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参考【資産運用】インデックス投資家必見!インデックスファンド(ETF:VOO、VTI、QQQ、VIG・・・)を買うタイミングはここだ!
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