最近、FIREという言葉をSNSやブログ等でよく目にするようになりました。
FIREとは
FIRE=Financial Independece Retire Early
上記4つの単語の頭文字を取った造語です。
日本語にすると「経済的自由を手にし、早期リタイア」を意味します。
多くの人が、「働かずに生活できたらなぁ。。。」と考えたことはあるかと思います。
しかしながら、現実を見てみると、増えない年収、子供が大きくなるにつれ増える支出、住宅ローンの返済、買ったら下がる株価などなど、完全なるFIREを達成するためには、かなりハードルが高いことに気付きます。
そこで登場するのが、サイドFIRE(バリスタFIRE)という考え方です。
サイドFIRE(バリスタFIRE)とは
完全にリタイアするのではなく、不労所得を得ながら生活に足りない資金は少し働いて補います。
サイドFIREは、会社でフルタイムで働かず、例えば一週間の半分だけ何時間かバイトをするとかでも十分生活ができる状態を指します。
実際にFIREに近いぐらいのサイドFIRE生活をしている大原扁理(おおはら へんり)さんという方が書いた「なるべく働きたくない人のためのお金の話」という本があります。
タイトルを読んだだけでワクワクしますよね。
著者の大原さんは週2回のアルバイトで稼ぐ年収90万円で生活をしている方です。
何を思ってそのような生活をしているのかなどがしっかりと書かれていて、大原さんの考えからは色々と学ぶことがありました。
特に、サイドFIREを達成するために考えておくべきポイントがいくつかあると思いましたので、紹介します。
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人生の目的は何か?
まずは、自分なりの生き方についてのビジョン、つまり、人生プラン、夢や理想的な生き方、ありたい姿を持っているかどうかです。
もし思いつかないのであれば、何のために仕事をして、何のためにお金が必要で、何のためにここに住んでいるのかといったところから考えてみると意外と見えてくるものがあります。
- 高い家賃、ローンを支払うために仕事をしていることになっていないでしょうか?
- せっかく稼いだお金も高いブランド物や高い外食費に消えていないでしょうか?
- コロナ禍で変わりゆくこのご時世にあって都会に住み続ける意味はあるでしょうか?
人生の目的を達成することを目標にしてみると、サイドFIREを達成するためには、そんなに高い年収もそんなにたくさんの貯金・資産も必要ないかもしれません。
実際に、大原さんは年収90万円+生活費3ヶ月分の貯金でもサイドFIRE生活できることを示してくれています。
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何をするのが好きなのか?
仕事でストレスを抱えている人は多いと思います。
そういった人は、その仕事が本当に好きなのか?自分に合っているのか?と考えてみてはいかがでしょうか。
「全然好きじゃない」と即答できるのであれば、次に「何をするのが好きなのか?」を考えてみましょう。
- 思いつくことがあれば、それを活かせる仕事を探してみるのもありですし、自分でビジネスを起こしてみるのもありです。
- 何をするのが好きなのか思いつかないのであれば、今までの人生を振り返ってみると良いです。小学生や中学生のときでも良いので夢中に取り組んだことや上手にできて先生に褒められた経験など何かなかったでしょうか。
熱心に取り組めることを仕事にすれば、少なからず不快な時間は減るはずです。
サイドFIREした時のことを想像して、どんな仕事であればメンタル的にツラくなくて、その仕事でどれぐらい稼ぐことができそうかを考えておくと人生プランを立てやすくなります。
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生活費はいくら?
生活費をきちんと把握することも、できるだけ早期にサイドFIREを達成するためには必須です。
不労所得があるのであれば、その額が生活費に対してどれぐらい多いのか少ないのかも把握しましょう。
生活費を不労所得が上回っているのであれば、サイドFIREがかなり現実的になってきます。
そして、生活費を見直し下げることができれば、サイドFIREのハードルは下がり、より自分の好きな仕事でサイドFIREできる可能性も高まります。
大原さんは不労所得はほとんどないのにサイドFIREですから、生活費を下げることの重要性を思い知らされます。
自分や家庭の生活費を把握し、それが高すぎないかどうか考えてみましょう。
重要なのは、欲しい物を買うのではなく、必要なものを買う意識です。
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まとめ
サイドFIREを達成するために考えておくべきことと取るべき行動として挙げたポイントを整理します。
ポイント
- 人生の目的を認識し、それに向けた働き方やお金の使い方をする。
- 好きなことは何なのか、それを活かした仕事でどれぐらい稼ぐことができそうかを考える。
- 生活費を把握し、減らせるところはできるだけ減らす。
大原扁理さんの「なるべく働きたくない人のためのお金の話」という本は、決してサイドFIREを目指す人に向けた内容ではありませんが、生きていく上での考え方として参考になるところはたくさんありました。
ストレスがなるべくかからない生活がしたい人、浪費を減らしたい人などにもおすすめできる本ですので是非手に取って読んでみてください。
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