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【資産運用】超高分配投資信託!「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース」への投資は危険なのか!?

2022年6月12日現在、投資信託の純資産総額ランキングでトップとなっている「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」という銘柄があります。とても長い名前なので、以下AB-Dと略します。

この銘柄が人気の理由として、分配金が高く、(ほぼ)毎月分配であることが挙げられると思いますが、果たして投資しても大丈夫な銘柄なのか、少し調べてみました。

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AB-Dの紹介

目論見書をもとに、AB-Dについて簡単に紹介します。

概要

AB-Dとは・・・

AB-Dは、アライアンス・バーンスタイン社が管理・運営する投資信託です。

純資産総額は、2022年6月10日時点で1兆7,000億円を超えています。ちなみに、純資産総額が1兆円を超えているのは、当ファンド以外では「eMAXIS Slim 米国株S&P500」(約1兆2,600億円)と「ピクテグローバルインカム株式F」(約1兆700億円)しかありません。

AB-Dは、成長の可能性が高いと判断される米国株式に投資し、配当金の再投資込みでS&P500株価指数をベンチマークとしています。

MrSaka
MrSaka
いわゆるアクティブファンドというやつです。

 

経費

信託報酬:1.727%

手数料:MAX3.3%

インデックスファンドに比べると、信託報酬は10倍ぐらいします。

そして、銀行や証券会社等の窓口で買おうとすると、購入時にも手数料がかかるそうです。

楽天証券やSBI証券などのネット銀行であれば手数料は0%なので、AB-Dに投資するならネット証券口座から買いましょう。

 

分配金

AB-Dは毎月15日に決算を行い、その時の基準価額に応じて分配金を支払う「予想分配型」という形をとっています。その分配金額は以下のとおりです。

アライアンス バーンスタイン 分配金

AB-D 目論見書より

 

そして、これまでの実績を一覧にすると次のようになります。

アライアンス バーンスタイン 分配金

●2021年 分配金:3,300円(利回り27%)

●2020年 分配金:2,000円(利回り18%)

●2019年 分配金:1,200円(利回り12%)

●2018年 分配金:1,800円(利回り17%)

●2017年 分配金:1,900円(利回り17%)

●2016年 分配金:0円(利回り0%)

●2015年 分配金:1,800円(利回り16%)

2021年の利回りがずば抜けて高かったので、巷では「利回り20%超え!」などとよく言われていますが、2020年までは15%前後の実績で、2016年は0円という年もありました。

なので、利回りは15%程度と見ておいたほうが良いでしょう。

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構成銘柄

2022年3月の目論見書によると、組入上位10社は以下のようになっています。

  1. マイクロソフト(8.0%)
  2. アルファベット(7.9%)
  3. アマゾン・ドット・コム(5.1%)
  4. メタ・プラットフォームズ(4.9%)
  5. VISA(4.8%)
  6. ユナイテッドヘルス・グループ(4.1%)
  7. クアルコム(4.0%)
  8. ゾエティス(3.9%)
  9. ホーム・デポ(3.3%)
  10. コストコ・ホールセール(3.2%)

上位10社で49.1%を占め、投資先のトータルは50~70社です。

 

セクター構成比率

セクター構成比率は以下のとおりです。

  • 情報技術(34.7%)
  • ヘルスケア(20.9%)
  • コミュニケーション・サービス(14.3%)
  • 一般消費財・サービス(13.3%)
  • 資本財・サービス(5.4%)
  • 生活必需品(5.2%)
  • 素材(0.8%)
  • 金融(0.1%)
  • 現金その他(5.3%)

情報技術の割合がトップです。

S&P500指数の情報技術の割合は約27%なので、AB-Dの方が少し高めとなっています。

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AB-Dへの投資について

アリか?ナシか?

これまで説明してきたように、

  • アクティブファンド
  • 高い信託報酬
  • (ほぼ)毎月分配

ということで、SNS等でインフルエンサー達が推奨するファンドとは真逆の性質を持っているため、なかなか手を出しづらいですが、僕は割と積極的に投資をしてもいいのではないかと考えています。

その理由を挙げます。

 

理由① 比較的安定した基準価額

AB-Dが誕生した2014年9月から2022年3月までの基準価額推移は、以下のようになっています。

アライアンス バーンスタイン 基準価額

濃い黄色は分配金を再投資した結果で、約3倍まで上昇しています。

薄い黄色は分配金を再投資しなかった場合を示していて、この7年ほどほぼ横ばいとなっています。

基準価額がどんどん下がっているのであれば、分配金は自分の資産の減少分を埋めるだけなので投資する意味はありませんが、基準価額が安定しているのであれば、自分の好きなことに使うか再投資するかをその時々で自由にしても良いのではないかと思います。欲しいものがあればそれを買い、特に使い道がなければ再投資する、といった具合です。

また、投資するのであれば、毎月積み立てよりは基準価額が10,000円程度まで下がった時、つまり分配金が出なかった月に集中的に投資すると、多くの口数を買うことができ、翌月以降に高い分配金が期待できると思います。

 

理由② 再投資した場合のリターン

上の図表で示したように、分配金を再投資した場合は高いリターンが得られていますが、ベンチマークとしているS&P500株価指数や、人気インデックスファンドに対してはどうなのかを比べてみます。

アライアンス バーンスタイン インデックス 比較

●太青:AB-D

●赤:eMAXIS Slim S&P500株式

●茶:楽天 全米株式

●紫:eMAXIS Slim 全世界株式

チャートの開始は2019年1月で、全銘柄その時点の基準価額を0%にしています。これは、「eMAXIS Slim S&P500株式」が誕生したのが2018年7月であるため、キリが良いところにしました。

2022年5月時点のリターンは以下のとおりです。

●AB-D:72.8%

●S&P500:91.0%

●全米:85.5%

●全世界:68.1%

残念ながらベンチマークのS&P500株式には劣っていますが、全世界株式よりは上回っています。

2020年のコロナショックの時期には、AB-D以外は揃って大きく下落しましたが、AB-Dはしっかりと踏ん張れています。

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まとめ

AB-Dは分配利回り15%程度のアクティブファンドで、個人的には優秀な投資先だと思っています。

その理由は以下のとおりです。

  • 基準価額が安定しているため、分配金を再投資するか好きなことに使うか選択しても良い。
  • 分配金を再投資することで、インデックスファンドと同等のリターンが期待できる。

基準価額が10,000円程度まで下がった時に思い切ってドカンと買ってみましょう。

*あくまで一個人の考えですので、投資は自己責任でお願いします。

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