致知

【致知】2020年5月号「先達に学ぶ」を読んだ感想

致知5月号(2020年)のテーマは「先達に学ぶ」です。

4人の偉大な先人が登場します。

  • 安岡 正篤(やすおか まさひろ)
  • 森 信三(もり のぶぞう)
  • 平澤 興(ひらさわ こう)
  • 坂村 真民(さかむら しんみん)

致知ではお馴染みです。

スポンサーリンク

先達とは?

先達(せんだつ)という言葉は、致知ではよく出てきますが、普段なかなか聞くことはありません。

先達:先に道に達し、導きをする人

この先達を追いかけ続けてここまで成長した雑誌が致知です。

特に取り上げられたことが多いのが先に挙げた4人の先達で、今月の特集では、一人ずつ紹介されていました。

 

4人の先達

1.安岡 正篤

致知は、安岡先生とは直接会ったことはないそうです。

僕は致知で名前を見たことがあるだけなので、改めてGoogleで調べてみると、、、

f:id:MrSaka:20200416203450p:plain

・・・怖そうですね。

中身が外見に滲み出ているような威圧感があります。

何者かと調べてみると、陽明学者・哲学者・思想家だそうです。

そして、驚くべきは三菱グループ、近鉄グループ、住友グループ、東京電力などにも指南していたとのこと。

恐るべしカリスマ!

確かに、この見た目だと話すことに説得力がありそうです。

 

2.森 信三

続いては、哲学者・教育者の森信三先生です。

本名は「のぶぞう」ですが、「しんぞう」と呼ばれることも多いようです。

f:id:MrSaka:20200416213907p:plain

間寛平さんにちょっと似ていて、安岡先生よりは親しみやすそうです。

致知担当者さんは、森先生が88歳のときに初めて会って、お寿司をごちそうになったとのことです。

どのような雰囲気の食事だったのか想像がつきませんが、おいしいはずのお寿司もちゃんと味わえなかったんじゃないでしょうか。

とはいえ、それ以上に学べたことが多いかと思いますが。

 

3.平澤 興

次は医学者の平澤先生です。

f:id:MrSaka:20200416214929p:plain

チョビ髭が印象的です。

致知担当者さん曰く、

マスコミ的にはほとんど知られていない人の中に

本物の人がいる

とのこと。

確かに調べてみても、平澤先生を大きく取り上げているのは致知ぐらいです。

お医者さんは人の命のことを常に考えている職業だと思います。

そのような方から発せられる言葉はとても重みがあるでしょうし、胸に響くことと思います。

 

4.坂村 真民

最後は、先月号にも登場した詩人・坂村真民先生です。

f:id:MrSaka:20200416220855p:plain

なんと、名前で検索すると顔写真よりも詩の方が多いです!

それもそのはず、先月号の特集に書かれていましたが、坂村先生は1万篇以上もの詩を書いたスーパー詩人ですから。

先月はこつこつと継続することの大切さを教えてくれました。

日々精進、日進月歩の気持ちで生きていきます。

スポンサーリンク

4人の共通点

・情熱の人

4人は、生涯を懸け自らを成長させようとしていた人たちです。

どのような人生を歩みたいかは人それぞれですが、何か人生に目標を持って生きていくことはとても大事だと思います。

何も考えていない人って、話してみたり、普段の暮らしっぷりを見ていると大体分かったりします。

人間的魅力に欠けるような気がします。

自分自身の人生の目標に対して、愚直に挑戦し続ける。

そんな生き方をしていきたいと今一度感じさせられました。

 

・人の心に火をつける

4人は、縁ある人の心に火をつけ、光を灯そうとしていた人たちです。

自分のことだけでなく、身の回りの人たちの生活や人生も良くさせたいと考えていたようです。

人の気持ちを震わせるには、言葉を投げかけるだけでは難しいです。

行動と実績が伴って初めて説得力が出てきます。

結局、人の心に火をつけるには、自分自身が成長していく必要があり、情熱を燃やし続けることが大事です。

いろいろと不安な世の中ですが、みんなで力を合わせていきましょう!

-------------------------

「今日が一番若い日!」でお馴染みの両学長の本です!
お金の勉強もしっかりして幸せをつかみ取りましょう!

 

こちらもCHECK

【致知】人間学を学ぶ月刊誌「致知」について

当ブログでは、致知出版社の月刊誌「致知」という雑誌を読んだ感想を月に一度書いています。 参考 今さらになりますが、この「致知」がどういった雑誌なのか?世の中でどう活用されているのか?なぜ僕が読んでいる ...

続きを見る

関連記事

致知

2020/11/28

【致知】2020年6月号「鞠躬尽力」を読んだ感想

致知6月号(2020年)のテーマは「鞠躬尽力」です。 難しい漢字ですね。初めて見ました。 「きっきゅうじんりょく」と読むそうです。 それでは個人的に思ったことです。 スポンサーリンク 鞠躬尽力、死して後已まん テーマ「鞠躬尽力」の後に続きがあるそうです。 鞠躬尽力、死して後已(や)まん   意味がよく分からないのでひとつずつ調べてみました。   「鞠躬尽力」の意味 鞠躬尽力は、鞠躬と尽力で分けて考えます。 鞠躬(きっきゅう) 意味:身をかがめ慎みかしこまること。   鞠は毬( ...

ReadMore

致知

2020/11/28

【致知】2020年9月号「人間を磨く」を読んだ感想

致知2020年9月号のテーマは「人間を磨く」です。 毎度毎度よく使われているような言葉ですが、ついにテーマになりました。 ・・・いや、調べてみると2010年11月号でもテーマになっていたようです。 MrSakaついにネタ切れか!? それは置いといて、特集の感想を書きます。 スポンサーリンク 自分を磨く方法 自分を磨く方法として、以下の4つのポイントが紹介されていました。 古今の師に学ぶ 仕事に打ち込む 意識を高める へこたれない 個人的には2と3が考えさせられたポイントです。   仕事に打ち込む ...

ReadMore

致知

2020/11/28

【致知】2020年10月号「人生は常にこれから」を読んだ感想

僕は、テーマになっている「人生は常にこれから」という言葉はとても好きです。 特集では、そのテーマにちなんだ何名かの偉人さんたちの名言が取り上げられています。 僕が連想して思い出した好きな言葉と合わせて紹介します。 スポンサーリンク 小篠綾子 私の人生はこれからや 小篠綾子(こしの あやこ)さんというのは、世界的デザイナー・コシノジュンコさんのお母さんです。 テーマの言葉ほぼそのままですが、ストレートな言葉は心に響きますね。 小篠綾子さんですが、なんと90歳を過ぎてから10数人の恋人を持つほどのモテモテ女だ ...

ReadMore

致知

致知

2022/6/5

【致知】2022年7月号「これでいいのか」を読んだ感想

2022年7月号のテーマは「これでいいのか」です。 特集ページの最後にあるように、日本が置かれている現状について「このままではいけない」ということが書かれています。 このようにテーマ名が問題提起の形になっているのは、これまで見たことがないような気がします。 スポンサーリンク 日本の現状 日本は今、内憂外患の時にあるとのことです。 内憂外患とは、内にも外にも問題を抱えているやっかいな状態を意味します。 特に問題とされているのは内憂の方で、人心の病み・衰弱を復活させることが課題として挙げられています。 &nb ...

ReadMore

致知 感想

致知

2022/5/10

【致知】2022年6月号「伝承する」を読んだ感想

致知2022年6月号のテーマは「伝承する」です。 特集を読んで気になったところを2箇所挙げます。 スポンサーリンク 1.片川儀治さんの手紙より きっと夢も志もなく、 ただ生活費を稼ぐために働いたり、 一時の快楽を求めるような人生になっていた 致知と出会ったことで仕事に対する意識が変わったとのことです。 僕も社会人になってから10年ぐらいは、昔の片川さんのようにダラダラと働いていましたが、副業や転職を経て仕事に対する考え方が変わりました。 社会人になると多くの人が、起きている時間のほとんどを仕事に費やし、中 ...

ReadMore

-致知

Copyright© 終わりなきBlog , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.