致知

【致知】2021年6月号「汝の足元を掘れ そこに泉湧く」を読んだ感想

致知2021年6月号のテーマは「汝の足元を掘れ そこに泉湧く」です。

それでは感想を書きます。

参考【致知】人間学を学ぶ月刊誌「致知」について

当ブログでは、致知出版社の月刊誌「致知」という雑誌を読んだ感想を月に一度書いています。 参考 今さらになりますが、この「致知」がどういった雑誌なのか?世の中でどう活用されているのか?なぜ僕が読んでいる ...

続きを見る

スポンサーリンク

言葉の意味

この言葉は、ドイツの哲学者・ニーチェの言葉ですが、高山樗牛(ちょぎゅう)さんはこのように訳しているそうです。

己の立てるところを深く掘れ、

そこには必ず泉あらん。

高山樗牛さんとは明治時代の文芸評論家だそうです。

かなり変わった名前ですが、山形県鶴岡市の鶴岡公園には銅像が建てられているほど偉大な方です。

「自分の足元をしっかりと見なさい」という戒めに聞えるとともに、どこかで聞いたことがあるフレーズです。

スポンサーリンク

思い浮かぶのはあの名曲

このフレーズは完全にMr.Childrenの「名もなき詩」です。

愛、自由、希望、夢

足元をごらんよ

きっと転がってるさ

初めてこの曲を聞いた時からずっと良いフレーズだと思っていました。

ニーチェの言葉のままだと、ちょっと頭の中で考えなければいけませんが、桜井さんに歌ってもらうとスッと入ってきて色々がんばってみようという気になれます。

 

感想

スポンサーリンク

自分にしか到達できない泉

特集の文中に「与えられた仕事をコツコツと地道にやり続けた先に自分にしか到達できない泉がある」と書かれていますが、これは「与えられた」というのが誰から与えられたのかによるような気がします。

先輩や上司から与えられたというのであれば、それをやり続けて「自分にしか到達できない泉」があるようには思えません。

レールの上を走るということは、レールを作った人がいるはずなので。

お客様からいただいた仕事であれば、お客様のアイデアによっては「自分にしか到達できない泉」はあるような気がします。

しかし、最も高い確率で「自分にしか到達できない泉」を見つけ出すことができるのは、自分で生み出した仕事だと思います。

 

仕事を生み出すことは難しい

自分で生み出した仕事というのは、自分が興味を持って考えたからこそ生まれたものなので、愛情と執念を持って取り組むことができるはずです。

少しでも独創性があれば、きっとすぐに「自分にしか到達できない泉」にたどり着くことができるでしょう。

とは言っても、みんながみんなそんなことができれば、世の中起業家だらけになるので仕事を生み出すのは難しいということはよく分かります。

僕も頭がカチカチなので、ゼロからイチを生み出すのは大の苦手です。

 

自分を知ろう

見るべきものは、自分の目の前の仕事ではなくて自分自身だと思います。

自分がどんな人なのか、何が得意で何が苦手なのか、どんな人生を送りたいのか、しっかりと把握したうえで行動するべきです。

そもそも「自分にしか到達できない泉」に行きたいという気持ちがない人もいると思いますし、どちらかというと僕もそちら側です。

自分自身を知って、転がっている希望や夢を拾って、それに向かって最大限の努力をすればそれで良いと思いますし、結果的にその先に「自分にしか到達できない泉」があるのかもしれません。

関連記事

致知

2021/12/6

【致知】2022年1月号「人生、一誠に帰す」を読んだ感想

致知2022年1月号のテーマは「人生、一誠に帰す」です。 スポンサーリンク 「力の強さを誇る人は力に倒れ、知識や技術に優れた人はそのことに溺れてしまう。そうではなくて、どんな時でも誠を尽くすことが大事」といった意味があるそうです。 ここでいう誠とは、誠実さを意味します。 今一度「誠実」の意味を確認すると、 誠実=私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること。 と、goo国語辞典に書かれています。 スポンサーリンク ここで僕は少しドキッとしました。 最近、職場の人や友人数名に「自分の損得で行動するよ ...

ReadMore

致知

2021/3/4

【致知】2021年4月号「稲盛和夫に学ぶ人間学」を読んだ感想

致知 2021年4月号の特集タイトルは「稲盛和夫に学ぶ人間学」です。 稲盛和夫と言えば、京セラ、KDDIの創業者、日本航空(JAL)の再建などに携わったスーパー経営者です。 そんな偉人が放った言葉とは? 素晴らしい人生を生きるための絶対条件とは? リンク スポンサーリンク 苦しい時に取るべき行動 災難や苦難に遭った時には以下のような行動を取るべきだと書かれています。 嘆かない 腐らない 恨まない 愚痴をこぼさない ひたすら前向きに明るく努力を続ける そして何よりも、与えられた苦難に感謝することが大事だとの ...

ReadMore

致知

2020/11/28

【致知】2020年8月号「鈴木大拙に学ぶ人間学」を読んだ感想

致知8月号のテーマは「鈴木大拙に学ぶ人間学」です。 <特集>を読んだ感想を書きます。 リンク   鈴木大拙って誰? まず思ったのはこれでした。 調べてみると1870年生まれの仏教哲学者だそうです。 名前的にゴリゴリのジャパニーズかと思ったのですが、アメリカやヨーロッパの各地で仏教思想や日本文化の講義を行ったという、英語がとても得意でかなりグローバルな方でした。 仏教の中でも特に禅の思想が詳しかったそうです。   リンク     長い階段 鈴木大拙が晩年に住んでいたの ...

ReadMore

致知 2022年 11月号

致知

2022/10/9

【致知】2022年11月号「運鈍根」を読んだ感想

2022年11月号の特集は「運鈍根」です。 それでは、感想を書きます。 スポンサーリンク 「運鈍根」とは? 僕はこの言葉は知りませんでしたが、「人が成功するために必須の三条件」だそうです。 運:運気 鈍:粘り強さ・誠実さ 根:根気・根性 成功するためにはこれらは欠かせないとのことです。 スポンサーリンク 感想 ここでいう「成功」というのを「目標に到達すること」と置き換えてみると、納得の三条件のような気がします。 運には幸運も悪運もありますが、幸運を掴むには行動するしかないと思っています。じっとしていては、 ...

ReadMore

致知 2022年 10月

致知

2022/9/7

【致知】2022年10月号「生き方の法則」を読んだ感想

2022年10月号のテーマは「生き方の法則」です。 それでは、特集を読んだ感想を書きます。 スポンサーリンク こころに花を咲かせる 人間になくてはならないものは「こころ」であり、坂村真民さんは「こころに自分の花を咲かせることが大事」だと言っています。 こころに花を咲かせるというのは、自分らしい・自分にしかできない生き方をすることでしょうか。 後半に、「休息は睡眠以外には不要」「燃える心を忘れているような生き方は気の毒な生き方だ」という言葉が書かれていますが、脱力感を持った生き方もその人らしくていいなぁと僕 ...

ReadMore

スポンサーリンク

-致知

Copyright© 終わりなきBlog , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.