胡散臭いタイトルですみません。
さて、「致知(ちち)」という雑誌をご存じでしょうか。
致知出版社( 人間学を探究して四十二年|致知出版社)が「人間力を学べる月刊誌」として発行している雑誌です。
稲盛和夫さんなど有名企業のお偉いさんたちが武勇伝を語って、「みんなも頑張ろうぜ」みたいな自己啓発的な内容になっています。
ただ、正直ちょっと宗教じみた臭いも少しだけします。
僕の会社では、毎月配られ感想文を書くことになっています。
毎月大体似たような感想になってしまうのですが、2020年3月号は個人的に少し心に響いた内容があったので、紹介します。
2020年3月号テーマ
テーマは「意志あるところ道はひらく」です。
この記事のタイトルにしていますが、分かりやすいテーマです。
内容
エピソード:玄奘三蔵
唐時代の中国の僧の話です。
-
- 馬の背に1000里(約4000キロ)分の水を載せて、ゴビ砂漠をインドに向かう。
- 「100里先に水飲み場があるからそこで水を補給すればいい」と聞いて歩き続けたが見当たらず、仕方なく持参した水を飲もうとして全てひっくり返してしまう。
- 水を補給するために来た道を引き返そうとした。
- その時、自分の内から声が聞こえた。「お前は願を立てて誓った。【どんなことがあろうともインドへ行く。途中で死んでも構わない】と。それなのに国に戻ろうとしている。それでいいのか?」
- 再びインドを目指すことを決めた。
- 四晩五日、一滴の水も口にしなかった玄奘はついに倒れ立ち上がれなくなる。
- その夜中、朦朧とした夢の中に現れた一大神に「なぜ起きない。なぜ眠っているのか」と言われ、玄奘は立ち上がり、再び歩き出す。
- しかし、馬は反対方向に進もうとするため、やむなく馬の進みにまかせることに。
- しばらく行くと、小さな草原ときれいな水が湧き出る池を発見し、玄奘と馬はむさぼるように水を飲んだ。
- 玄奘は、人の至誠は必ず神に通ずるのだと天を仰いだ。
そんなことがあるんでしょうか。
まぁ本当の話かどうかは置いといて、死ぬ気で努力をすることの大切さを学べますね。
「天は無心のところについてその衷をひらく」
東洋古典「菜根譚(さいこんたん)」に書かれている言葉だそうです。
【解説】
天は、1つの目標に向けて意志を固め、無心に努力する者に、
その真心をひらいて導いてくれる。
この言葉を読んでいいなと思いました。
いつもなら仕事に照らし合わせて色々と考えてみるのですが、今回は違いました。
2月に始めたばかりのブログのことをイメージしました。
無心に努力することでいつか花が咲く。
そう信じてやる気が出てきました。
意志を強く持つことの大事さ
松下幸之助が説いた言葉が書かれていました。
「難しいことだけれどやろうじゃないか」
ということを言い続け、そして実際にやる努力を続けていけば
必ず事は成る。
「もうできないだろう」
とさじを投げたら、永遠にできない。
さすがカリスマです。
ブログはまだまだ始めたばかりですが、どんどん成果が上がるように、継続していきます。
難しいことだけれどやろうじゃないか!
まとめ
何をするにもとにかく努力を継続する。
自分で決めた目標に対してぶれることなく継続する。
「継続は力なり」
これが大事です。
生きていく上では、お金は欠かせません。
お金に困らない人生を歩むために、マネーリテラシーを向上させましょう。
YouTubeやTwitterで大人気の両学長が書いた本です。
これを読めば、自信がつきます。オススメです。
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参考【致知】人間学を学ぶ月刊誌「致知」について
当ブログでは、致知出版社の月刊誌「致知」という雑誌を読んだ感想を月に一度書いています。 参考 今さらになりますが、この「致知」がどういった雑誌なのか?世の中でどう活用されているのか?なぜ僕が読んでいる ...
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